所得分散で節税 ≪戸建賃貸のメリット≫

土地所有者は家を守る目的から、長男などの承継者がほとんどの土地を相続して

おり、その結果、土地を活用することによる収益が一人に集中していることが多く

あります。所得税は超過累進税率であるため、所得が高くなればなるほど税率が上

がり税負担が増加します。この毎年の税負担を軽減するためには、所得を家族で分

散することが効果的です。

 戸建貸家は1戸あたりの建築費が低いため、配偶者や子が貸家を建築しやすく、

所得の分散を図ることが比較的容易に行うことができます。 

 

 

建築費を贈与する場合

 配偶者や子が建築資金を捻出できない場合は、建築資金の一部を贈与されてはいかがでしょうか。贈与を受けた配偶者や子には贈与税の負担が発生しますので、贈与税には注意する必要があります。 

 

建物そのものを贈与する場合

 父が戸建貸家を建築したのち、一定期間経過してから建物そのものを贈与する方法もあります。贈与税を算出するもととなる建物の相続税評価額は建築費に比ぺて40%程度に下がりますので、少ない贈与税負担で建物そのものを贈与することが可能です。

 仮に建築費が1,000万円の建物の相続税評価額が400万円であった場合、335,000円の贈与税の負担で建物を贈与することができます。そして、贈与後に発生する収益は贈与を受けた配偶者や子の所得とすることができます。

 なお、建物を贈与される場合には、名義変更に伴う登録免許税・不動産取得税の負担も考慮に入れる必要があります。また、入居者から敷金を預っている場合には負担付贈与の問題が発生しますので専門家に相談したうえで実行されることをお勧めいたします。



私ども土屋税理士事務所は、戸建賃貸 戸建貸家の確定申告や税金に関することはもちろんのこと、建築会社や資金融資相談もサポートしています。



戸建賃貸のメリット

4.初期投資が少ないから、ローリスク